買い付けを自動化したいワケ
11月の定期買い付けの記事でも書きましたが、実際に自分で注文を入れてみると「本当に今が買うベストのタイミングなのか？」と常に迷いを感じます。それが私にとって少しストレスになっていました。
反対に、日本側では毎月私が働いている会社の従業員持ち株会制度により、毎月決まった金額で自動的に持ち株の購入が行われています。もちろん自社株も上場していますので値動きするのですが、自動で買っているとほぼノーストレスだという事に気が付きました。
よって、やはりストレスなく購入を続けていくためには自動購入設定が一番だという結論に達しました。もちろん人によって感じ方は様々だと思います。毎月決まった日に買い付けを行うのが楽しみな人もいれば、自分が納得できる価格になるのを数日間眺めてから買いたい人もいるでしょう。結局投資は「自分のメンタルといかに折り合いをつけるか」が大切なんだと思います。
そういった意味で、私には自動積立、ノーストレスで毎月勝手に買い付けされるが今は一番合っていると感じました。
自動買い付けなら投資信託（Mutual Fand）がおススメ
さて、自動買い付けをする方法を考えていきます。私が毎月買っているのはS&P500に連動したFXAIXとNASDAQ100に連動したQQQMです。この2つには下記の違いがあります。
購入単位を見ると投資信託(Mutual Fund)のFXAIXは$0からとなっていますが、ETFのQQQMは1株からしか買えません。このため、私が株を買っているChase銀行の投資口座では、月々定額で購入しようと思うと投資信託しか選択肢に出てきません。
よって、これまではFXAIXとQQQMと2種類買っていたのですが、今後はQQQＭの追加購入は行わず、FXAIXだけを月1,000ドル自動買い付けしていく事にしました。これは私にとって大きな変化ですが、下記の点も加味しての決断です。
- S&P500の方がより分散されているため、よりディフェンシブ
- 手数料が0.015%と安い このあたりになると誤差のようなものですが、QQQMの10分の1です。
- 構成比率の高い大企業はほぼかぶっている。Top10中9社の銘側は同じです。
これによって、私の投資戦略はよりシンプルなものになりました。毎月買うのはこの1,000ドルのFIAIXとSoFi銀行の利息で買うFNCMX（NASDAQ)のみです。シンプルベストという事ですね。
では今持っているQQQMはどうするのかというと、何もせずそのままホールドしておきます。こちらはETFなので市場が開いていればいつでも追加購入、売却する事は可能です。
自動買い付け設定方法（Chaseの投資口座の場合）
それでは実際に毎月定額購入の設定をしていきます。
まずはChase銀行のTopページからInvestments（投資）タブをクリックし、Recurring Investing（定期積立）を選択します。
投資口座が表示されるのでそのまま次のページに進みます。
どの口座のお金を使って購入するか聞かれますので、好きな口座を選択します。私は今回はChaseのSaving Accountから購入するように設定します。これは、メインで現金を保管している利息の高いSoFi銀行から、毎月ChaseのSaving Accountに$1,000が振り込まれるように設定しているためです。現金は利息の高いSoFi銀行に預けておき、投資に回す分だけをChase銀行に移動させることで、SoFi銀行の利息を最大化します。ちなみにSoFiとChase間のオンラインでの送金に手数料はかかりません。
買いたい投資信託のティッカーシンボルを入力します。
毎月の購入金額、購入頻度(毎週、隔週、毎月、3か月ごとが選択可能）、購入日、最初の購入月をそれぞれ入力します。右側に、投資口座（右上段）と、購入費用を支払う口座（右下段）が表示されていますので確認し、Previewをクリックします。
最後に左の確認画面が出ますので、チェックボックスにチェックを入れた後にPlace orderを押すと設定が完了します。右が確定した画面です。最初の注文は1月2日に入りますので楽しみにしておきます。変更したい時はいつでも最初のRecurring Investingから操作を行う事が可能です。
たったこれだけで、毎月自動的にS&P500 連動型の投資信託FXAIXを1,000ドル購入する設定ができました。来月自動で買い付けができたかをまたレポートします。
※投資は最終的に自己判断、自己責任の世界です。この記事にはあくまで私の実体験とその感想を書かせていただきました。誰がなんと言おうと最後は自分の判断で投資を行って下さいね。
