【2025年7月】アメリカ駐在員がTeslaの新型モデルYを買った話

アメリカ生活

こんにちは、アメリカで株始めました管理人のおりべです。このブログでは、アメリカでの株投資を中心に、S&P500の積み立てや高配当ETFの活用、SoFi銀行の利息で資産を増やす方法をお届けしています。投資だけでなく、アメリカ駐在生活の実務的な側面も共有しています。特に、Teslaのような革新的な企業は株投資の観点からも注目です。TSLA株の動向を追いながら、EV市場のトレンドを体感するのも面白いですね。今日は、私が2025年6月20日にTeslaの新型モデルY(愛称:Juniper)を現金一括で購入した体験談をレポートします。フルモデルチェンジされたデザインと機能に魅了され、試乗から購入までのプロセスを詳しくお伝えします。アメリカ駐在員の皆さんにとって、EV購入の参考になれば幸いです。それでは、本題に入ります。

Tesla車を買おうと思ったきっかけ

アメリカでは、街中でTesla車を頻繁に見かけます。体感では10台に1台はTeslaという印象です。ただし、Cybertruckを除くと、どのモデルも似たデザインで新鮮味が薄れていました。そんな中、モデルYのフルモデルチェンジが発表され、新しいデザインに一目惚れしました。前後のライトが横一文字になり、既存モデルとは大きく変わった外観です。調べてみると、外観だけでなく、乗り心地や機能も大幅にアップグレードされていることがわかりました。一度は体験してみたいと思い、早速Teslaのウェブサイトから近所の販売店で試乗を予約しました。それが6月上旬のことです。試乗を予約すると、まずはiPhoneにTeslaアプリをインストールして登録するよう案内されます。今振り返ると、この時点でTeslaのエコシステムに引き込まれていたのかもしれません。

初めての試乗体験:すべてが新しい世界

試乗当日、キーは渡されませんでした。すでに登録したTeslaアプリがBluetoothで車と通信し、近づくと自動でドアロックが解除されます。カードキーも付属しますが、ほとんど使う機会はありません。車のキーが不要な時代を実感しました。

車内に入ると、運転席に何もないことに驚きました。エンジンスタートボタンもシフトレバーも、メーター類もありません。中央に巨大な15.4インチのモニターがあるだけです。説明によると、シートベルトを締めてブレーキペダルを踏むとスタート状態になり、パネルの左側(運転席側)に表示される矢印を上にスワイプすると前進、下にスワイプすると後退します。

また、天井は全面ガラス張りで開放感が抜群です。アメリカの広大な青空が広がる景色は圧巻でした。後部座席には8インチのモニターが標準装備され、後席の乗員がエアコン調整や音楽再生、YouTube視聴などが可能です。子供たちはすぐにこれに夢中になりました。

実際に運転すると、電気自動車特有の静粛性が際立ちます。新型モデルYではサスペンションが改良され、ロードノイズも大幅に低減されています。アクセルを踏んだ瞬間の加速は、エンジン車では味わえないパワーです。ブレーキは基本的に不要で、アクセルを離すと回生ブレーキが効いて減速します。この効き具合はパネルで調整可能でした。最初は静かすぎるのと回生ブレーキに慣れず、少し酔いましたが、今ではすっかり慣れています。この初回の試乗は、驚きの連続でした。

FSDを試した2回目の試乗:未来の運転を実感

初回から数日後、再度試乗を予約し、今度はTeslaのFull Self-Driving(Supervised、以下FSD)に挑戦しました。目的地を設定し、パネルに表示されるFSDボタンを押すと、車が自動で動き出します。アメリカでは、運転席に座って道路を監視することが条件で、FSDが利用可能です。ハンドルを持つ必要はありません。何かあった場合、ブレーキを踏むかハンドルを操作すれば解除されます。運転速度は3段階から選べ、基本的に法定速度を守ります。遅く感じたらアクセルを踏めば加速し、FSDは解除されません。目的地到着後、パネルに表示されるPマークを押すと自動駐車してくれます。駐車が苦手な人でも安心です。

この試乗後の感想は、Tesla車は携帯電話に例えると、スマホのような存在で、特にiPhoneに近いと感じました。従来のエンジン車や他のEVはガラケーのように思えます。Teslaがこれまで車を作っていなかったからこそ、完全に新しいコンセプトで車をスマホ化できたのでしょう。一度Teslaに乗ると、もう従来の車に戻れない感覚です。

購入手続き:シンプルでスムーズ

2回目の試乗後、購入方法の説明を受けました。注文はPC上で簡単です。駆動方式(後輪駆動か全輪駆動か)、外装色(6種類)、シート色(2種類)、タイヤ(2種類)を選ぶだけ。値引きは一切なく、シンプルです。6月中の購入でEV税額控除$7,500を受けられることもあり、その場でオーダーしました。手続きはTeslaアプリ上で進め、登録や支払いを完了。アメリカでは通常Bank Checkで支払いますが、アプリに銀行口座を紐づけると自動引き落としで手数料不要でした。驚くほど簡単です。

納車から日常へ:受け取りはあっという間

納車はシンプルで、支払い後Teslaショップに行くと、「駐車場にあなたの名前が表示された車が止まっているから乗って帰って」とのこと。そのまま家に帰りました。

充電事情:スーパーチャージャーで困らない

EV社で一番気になるのは、充電はそうするのかという事。Tesla車には家庭用の120Vコンセントで充電できる充電ケーブルが一本付属されています。まずはこの付属の充電ケーブルで自宅車庫での充電を試しましたが、ブレーカーが落ちてしまいました。我が家には車庫に2台目の冷蔵庫があるため、定格オーバーしたようです。(アメリカでは家に2台冷蔵庫がある事も普通です。)ただ、アメリカではTeslaのSuperchargerが至る所にあり、今のところ近所のステーションを使えば問題ありません。20%から80%まで30分程度で充電可能です。時間帯によっては電気代が安くなるので、お得に利用できます。

どうしても車庫で高速充電したいという方は、$420でHome Chargerキットを購入し、電気工事士に設置してもらう必要があります。工事費は工事する業者や家の電気設備次第ですが$1,000から$1,500くらいだそうです。我が家は賃貸の家ですので、そこまでお金をかけて工事する必要性は今のところ感じていません。

気になるお値段は?:実質負担は最小限

購入費用はデポジット$250と本体価格(諸経費込み)$44,973.09で合計$45,223.09(1ドル147円換算で約665万円)です。現金一括で支払いました。今乗っていた車を中古車業者に売却し、$39,000で売れたので、実質負担は約$6,000。アメリカでは中古車が高く売れるため、新車乗り継ぎがお得です。中古車屋によると、TOYOTA車が最も値下がりしにくく、他の日本車もアメリカ車やドイツ車より安定しています。Teslaは値下がりしやすいそうですが、普及が進むにつれ変わるでしょう。車も重要な人生の投資の一部だと考えると、賢い選択をしていきたいものです。

まとめ:Tesla購入で感じた投資の視点

新型モデルYの購入は、デザインと機能の革新に感動する体験でした。試乗から納車までシンプルで、完全自動運転(FSD)の未来感は圧倒的です。アメリカ駐在員として、EVの利便性を満喫しています。Tesla車の完全自動運転は一度経験してしまうと、もう引き返すことはできませんのでご注意を。

投資視点では、TeslaのエコシステムはTSLA株の強みです。EV市場の成長を体感し、S&P500や高配当ETF(JEPQ)と組み合わせたポートフォリオを強化するきっかけになりました。SoFiの口座でドル資産を運用しながら、Teslaの進化を追いかけるのもおすすめです。なにより完全自動運転を毎日味わえるわけですからアメリカをエンジョイするための最高の投資だと思います。皆さんの駐在生活に役立てば嬉しいです。質問があればコメントをお願いします。では、また。

この記事を書いた人
おりべ

アメリカ駐在サラリーマンとして働きながら、アメリカでの資産運用について模索中。
このブログでは、私が一歩でも自由になるために日々学んだことを発信していければと思います。
投資のモットーは ”Just Keep Buying”です。
TOEIC 930点(リスニング495点、リーディング435点)、英検準一級。

おりべをフォローする
アメリカ生活
シェアする
おりべをフォローする
タイトルとURLをコピーしました