NASDAQとは何か?
NASDAQは(National Association of Securities Dealers Automated Quotations)の頭文字をとったもので、ナスダックと呼ばれます。 ベンチャー企業向けの株式市場で、全米証券分業協会が運営しています。ナスダック総合指数は、ナスダックに上場している約3,000銘柄の時価総額加重平均をとった株価指数の事です。ナスダック以外のS&P500指数やNYダウと言った有名な指数と比べると、ハイテク関連、インターネット関連のセクターの比率が高いという特徴があります。
NASDAQ100とは何か?
NASDAQ100指数はナスダックの企業の中から時価総額トップ100を抽出して、この時価総額加重平均をとった株価指数の事です。トップ100だけを抽出しているという事は、より大きな企業だけに選択して投資ができるというものです。上位企業がさらに成長をしていくのであれば、ナスダック総合指数よりも伸びますが、100位以下の企業の急成長は100位圏内に入ってくるまでは取りこぼすというリスクがあります。
S&P500よりもテクノロジー関連に寄せた指数ですので、今後のテクノロジー関連企業が、そのほかの業界よりも伸びると考えている人におすすめできます。将来は誰にもわかりませんが、私は今後もテクノロジーは強いと思って買いました。
QQQをより買いやすくしたQQQM
今回のQQQMはナスダック指数ではなく、このナスダック100指数に連動するように動きます。正式名称はInvesco NASDAQ 100 ETFです。同じインベスコが販売している、全く同じナスダック100に投資するQQQが非常に有名です。QQQMはQQQよりも後に発売されたETFです。QQQの経費率が0.20%に対してQQQMはさらに低い0.15%です。また一単位の価格はQQQが約440ドルに対してQQQMは約180ドルと買いやすくなっています。つまり、QQQが絶好調で単価が高くなってきたので、経費率を安くして、単価を下げたものがQQQMです。株式分割して買いやすくするのに似ています。これからQQQを買う人がいれば、QQQMの方を買う方がいいと思います。QQQと比較して、QQQMのデメリットは運用成績が短い程度で、(これも正直デメリットとはいいがたい)ほぼないです。
2024年5月時点でのTop10銘柄は次のようになっています。
配当金は3か月ごと
QQQMは3か月ごとに配当金が入ってきます。3月、6月、9月、12月の年4回です。私はいつものように配当は自動で再投資しています。テクノロジー関連企業は普通配当はあまり出しません。それよりも、利益を投資してさらに企業価値を上げていく事に注力します。そして、株価を上げ、キャピタルゲインによって株主還元をすることを狙います。よって、配当(インカムゲイン)を狙う投資ではなく、総資産を増やすことに貢献してくれる投資だと言えます。
レバナス(レバレッジ型ナスダック)には手を出しません
ナスダック投資への人気が出過ぎて、ナスダックの値動きの2倍、3倍の値動きに設定されたレバレッジ型のETFも大人気になりました。レバレッジ型のナスダックは、長期投資には不向きで、トレーダーが短期売買で利ザヤを稼ぐための商品です。これはギャンブル性が強い商品になり、正しく扱うためには知識と経験が必要です。ほったらかしで投資するスタイルの私は、これには手を出す気にはなれないです。
これらの商品に投資する場合、経費率が高い、下がったときに追加でお金を入れないと(追証)強制的に売却される(ロスカット)などのリスクが伴います。インデックス投資は市場が暴落した時でも毎月積み立てていき、どんな相場でも市場に居続けるのが基本戦略です。ロスカットされてしまっては終了です。
QQQMを買ってみた感想
2024年3月にQQQMを買って、3月22日に一回配当が入ってきたばかりです。ポジションは現状+0.63%と微増です。感想は、まだ買ってからの期間が浅いため、S&P500しか持っていなかった時とは違い、ナスダックの動きも気にするようになったかなという程度です。またしばらく保有してから更新したいと思います。
テクノロジー関連の株は一般的にはグロース株と呼ばれて、今後の成長が期待される株です。セオリーとしては、金利と株価は逆相関にあり、金利の高い現在は企業は借金をして投資する事を控えるため、株価は下がる傾向にあります。アメリカの政策金利が下がり始め、金利という足かせが外れたときにさらに株価が成長していく事を期待します。
※投資は最終的に自己判断、自己責任の世界です。この記事にはあくまで私の実体験とその感想を書かせていただきました。誰がなんと言おうと最後は自分の判断で投資を行って下さいね。