マチュピチュ&カンクン旅行 2日目 リマ空港→クスコ観光→マチュピチュ村到着

アメリカ生活

リマ→クスコへの移動

2日目は、朝6:45発の飛行機に乗るため、4:30にホテルを出発し、リマ空港まで無料のシャトルバスに乗ります。シャトルは15分おきに出ており、この時間帯であれば空いているため特に予約も必要ありません。スーツケース2個はホテルのフロントで無料で預かってもらう事が可能です。これはマチュピチュ村に行く電車に持ち込みできないためです。マチュピチュ村では2泊しますが、各自のバックパックのみで行きます。Holiday Innには2日後に戻ってきて再度宿泊するため、チェックインの際にまたスーツケースを受け取ります。

クスコへは、南米最大の航空会社であるLATAM航空を使います。このフライトはLATAM航空のHPで直接予約しました。

LATAM公式HP

Access Denied

リマ空港のセキュリテイチェックは、珍しく水のペットボトルも持ち込みOKでした。朝5時前でもすでにカフェがオープンしていました。スタバで朝食を食べながらゲートで待ちます。6:45AM発 – 8:00AM着でした。クスコまでは1時間15分のフライトで、あっという間に到着します。クスコはこの旅では一番標高が高い(3,500m程)街で、空気も薄く坂が多いので、歩く際には注意が必要です。高山病に効くというコカキャンディもたくさん売っています。ただしコカキャンディはアメリカには持って帰れませんので注意が必要です。私も舐めてみましたが、抹茶飴のような味でした。

空港のショップで販売しているコカキャンディ $2ほど

スタバのペルー限定マグカップ

クスコ市内観光

クスコ空港は非常に小さな空港で、空港の出口でタクシーを拾います。出口に立っているタクシードライバーに、英語で「いくらでPERURAILのバス乗り場まで行けるか?」と聞くと$15とのことでした。$10くらいで行けそうな気もしますが、そのまま乗って15分くらいでPERURAILのゲートに着きました。

クスコ市内の様子 タクシーから

PERURAILのバス乗り場を確認した後、まだバスの時間には早いため、そこからは歩いてクスコの街を散策しました。北に向かい、サントドミンゴ教会(太陽の神殿/クリカンチャ)に行きました。私たちは外側で写真を撮影しただけでしたが、チケットを15ソルで買えば、中を見学することができるそうです。

サントドミンゴ教会(太陽の神殿/クリカンチャ)

その後、さらに北に向かって細い道を歩いていきます。石畳の道で、歩道も狭く、車もどんどん通るため、注意が必要です。この日はいい天気で、歩いていると汗をかくくらい暑いので、途中の売店で休憩がてら水を買いました。ペルーでは炭酸水と普通の水の2種類ペットボトルが置いてあるので注意が必要です。ガス入り(Con Gas)とガスなし(Sin Gas)と書いてあります。どちらも$1弱です。

クスコ市内の細い道

その後、有名な「12角の石」を見に行きました。石垣の一つの石なのですが、他の石とぴったりとはまるように何回も加工され、12個の角があります。この石垣は剃刀一枚の隙間もないほど精巧に加工されているとの事です。インカ時代にこれほどの石の加工技術があったことには非常に驚かされます。そしてそれほどの高い文明をもちながら、スペイン人による侵略で亡くなってしまったインカ帝国にしばし思いを馳せました。

12角の石 よく数えると角が12個ある

そこからまた来た道を少し戻り、さらに坂を下ってクスコ大聖堂前のあるアルマス広場まで歩いて行きました。日曜日だったためか、何かのパレードをしており、学生服を着た学生や、軍隊が整然と並んでパレードをしていました。

アルマス広場でのパレード

その後、すぐ近くにあるCafe Macchiato(カフェ・マキアート)で休憩がてらランチを取りました。2階にも席がある、雰囲気のいいカフェでした。料理もおいしく、コーヒーもしっかりと豆の香りがしておいしかったです。店員さんも非常に親切で、英語でも注文することができます。支払いはクレジットカードが使えました。

カフェ・マキアート

PERURAILのバス停に戻るときは再び流しのタクシーを捕まえました。バス停までたった$3で行ってくれるとのことでした。メーターはついていないようですので、タクシーに乗る前に目的地を告げ、値段の交渉をしてから乗るのが良いと思います。タクシーはすべて現金払いでUSドルが使えました。

PERURAILの旅

PERURAILのバスはきれいな観光バスです。私の家族は大型の普通の観光バスに乗れなかったので、小型のバンでしたが、これもベンツのバンで中も新しく快適でした。乾季であれば電車だけで4時間でマチュピチュ村に行けるのですが、雨季は電車を全線使うことができず、半分はバスで行く必要がありますが料金は変わりません。

大型バス(左)とミニバン(右)

12:30に出発し、約2時間後にウリャンタンタイポに到着します。バス停から駅まで10分くらい歩き、トイレ休憩をしながら電車の到着を待ちます。待合所にはカフェもありました。しばらく待っていると、とうとうPERURAILの青と黄色の電車が入って来ました。

ペルーレールの車両

私達は、行きはVistadomeという、新幹線でいうところのグリーン車に相当する車両に乗ってみました。料金は大人片道一人$130.50、子供片道一人$66.25で、Expeditionという普通車両の2倍程度の運賃かかります。そのかわりに、窓が大きく取ってあり、スナックとドリンクが出てきます。また、途中でアナウンスが入り、バー付きの車両に移動して、バンドの生演奏を聴いたり、お酒を飲んだり、民族衣装を着たダンサーとダンスをして盛り上がることができます。最後尾の車両で外に出て写真を撮ることもできます。電車に乗っている間に盛り上がりたい人は、私たちのように試しに片道だけ乗ってみるのもありかと思います。

窓が大きく、開放感のあるビスタドーム車両(左)とバーがある特別車両でのショー(右)
特別車両での生バンドの演奏
ビスタドームで出されるスナックボックスとコーヒー。ここでもコカキャンディを貰える。

マチュピチュ村到着 バスのチケットを購入

電車は15:30に発車し、約2時間後の17:20にようやくマチュピチュ村に到着しました。マチュピチュ村は標高が1,800m程で、クスコから比べるとかなり低くなりますので、高山病になる可能性は少し低くはなると思います。駅からホテルまでは歩いていき、無事にホテルにチェックインしました。

ホテルはバス乗り場から近い「Hotel Amakonkay」を2泊で予約しました。シングルベットが5個置いてある、なかなか珍しい部屋でした。部屋に荷物を置いて一息してから、夕飯を食べに出かけました。まずはバス乗り場の近くにあるチケット売り場で、翌日のマチュピチュ遺跡に向かうバスのチケットを買っておきます。チケットを買うためにはパスポートが必要です。マチュピチュ遺跡に初めて入るという事もあり、私たちはマチュピチュ遺跡のガイドさんをあらかじめ予約しておきました。

アグアス・カリエンテス川の両岸に佇むマチュピチュ村
Hotel AmakonkayのQuintuple Room

夕食は、現地ガイドさんもおすすめしていた、クラフトビールが飲めるMapacho Craft Beer Restaurantに行きました。ここで出されるペルー料理もクラフトビールも美味しかったです。クラフトビールは少しずつ飲み比べをすることが来ます。川のそばの席だと、川が濁流なこともあり、少しうるさいので気をつけてください。バンドの生演奏があり、コンドルは飛んでいくをマチュピチュ村で聞く事ができ、大満足でした。ホテルに戻り、明日のマチュピチュ遺跡見学に備えて就寝しました。

マパチョ・ビア・レストラン

この様に、アメリカからマチュピチュ村にたどり着くまでに、丸2日かかります。日本からだと更に時間がかかり、時差もあるので、もっと大変だろうなと思いました。そういう意味では、マチュピチュ遺跡はアメリカ駐在中に、多少無理をしてでも行っておいて損はない場所だと思います。クスコもマチュピチュ村も、観光地化されていますので、家族連れでもそれほど危ない感じは受けませんでした。スリや置き引きにさえ注意しておけば、十分楽しむことができます。

明日はいよいよマチュピチュ遺跡観光です!

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