【2024年8月最新】ニューヨーク・シティの交通手段について解説

アメリカ生活

広いニューヨーク・シティを効率よく移動しよう

広大なニューヨーク州の最南端、マンハッタン島の周辺がニューヨーク・シティエリアです。皆さんがニューヨークと言って思い浮かべるのはここだと思いますが、これはニューヨーク州のほんのごく一部の地域にすぎません。下記に示すようにニューヨーク州はカナダ国境まで続いている州です。とはいえ、それでも広いのがニューヨーク・シティです。

年々新しいランドマークができ、見どころは山ほどありますので、とてもじゃないですが、数日では回り切れません。さらに歩いて移動していたらあっという間に一日が終わります。限られた時間で観光するためには、効率的に移動することが非常に重要です。

そこで、地下鉄、バス、フェリー、自転車と言った交通手段について解説していきます。これを極めれば、ニューヨーク・シティを自由に観光することができます。

アベニュー(Ave)とストリート(St)で迷う事はない

ニューヨークでは碁盤の目のように東西、南北で道が走っており、南北の通りをアベニュー(Ave)、東西の通りをストリート(St)と呼んでいます。ほとんどすべての交差点に、アベニューとストリートが書かれている看板が立っています。よって、どのアベニューのどのストリートかさえわかれば、自分が今いる位置も、目的地に行くにはどちらに行けばよいかも大抵はわかります。

ざっくりいうと、アベニューは東から1st Aveから西の10th Aveまで、ストリートは南の1st Stからセントラルパークの北端で103st Stです。アベニュー間は約300m(5分)、ストリート間は約60m(1分)とざっくりと覚えておくと歩く際に計算しやすいです。ただし、アベニューやストリートにも番号のついていない場所もあります。

地下鉄(ニューヨーク・メトロ)の乗り方

乗車チケットの買い方は最近とても簡単になりました。ICカード付クレジットカードか携帯のクレジットカード支払いアプリを改札のOMNYパネルにかざすだけです。どれだけの区間乗車しても一律で一回当たり$2.90であるため、どこからどこまでの運賃がいくらで、と探す手間は必要ありません。

コンビニで買うチャージ式のOMNYカードや、改札にあるニューヨーク・メトロカードも使えますが、面倒なのでクレカかタッチ決済で済ませましょう。

大人同伴であれば身長112センチ(44インチ)以下の子供は3名までタダです。

同じクレカで払い続けることによって、回数券割引も勝手に適用されます。また、一回改札をくぐってから2時間以内に同じカードで支払う場合、地下鉄→地下鉄、地下鉄→バス、バス→地下鉄、バス→バスなど、一回は乗り換え無料になります。

とにかく何も考えず、同じクレカを使い続ければいいという事です。

ただし、ニューヨークの地下鉄は非常に多くの線が走っていて複雑ですので、行き先を確認してから乗るようにしてください。Uptownと書かれていれば北に向かい、Downtownと書かれていれば南に向かいます。同じホームでもいろいろな路線の電車が来ますので、電車に書かれているアルファベットで路線を判断します。

また、基本的に地下鉄は南北に走る路線が多く、地下鉄では東西の移動がしにくいです。

降りるときは何もする必要はなく、そのままゲートを通過するだけです。

24時間運航していますが、夜の12時から朝の6時までは本数が減ります。治安はかなり改善されてきているようですが、深夜に一人で利用することは避けた方がいいかと思います。

バスの乗り方

バスは路線や種類が複雑ですので、はっきり言って初心者にはおススメしません。地下鉄と同じようにOMNYでクレカ決済ができます。しかし、道路も混むため、あまりスピード感もありませんし、時間も読みにくいです。

南北の移動なら地下鉄の方が便利だと思います。東西の長距離移動なら、いっそUberやLyftを使うのもありだと思います。見るべきものはたくさんありますので、移動に使っている時間はもったいないです。時は金なり。

フェリーの乗り方

私はニュージャージ州側からニューヨーク・シティに遊びに行くことが多いため、フェリーでニュージャージ州とニューヨークシティの間を流れるハドソン川を渡ることが多いです。

理由は船が好きだから、に尽きます。ニュージャージー州ウィーホーケンにあるポート・インペリアル(Port Imperial / Weehawken)というフェリー乗り場からニューヨーク・シティのMidtown / W. 39th St.まではほんの10分程度の乗船時間なんですが、ニューヨーク、ニュージャージ両方の景色が見れるため、とても気に入っています。片道10ドルでこの景色が見れるならお得だと思います。

ニュージャージー川のポートインペリアル側に有料の駐車場があり、そこに車を駐車しておくこともできます。

フェリーはきっちり20分おきに運航されています。晴れた日は風が気持ちいいですし、夜はニューヨークの夜景を観れてこれまたきれいです。

ニューヨーク・シティのMidtown / W. 39th St.からは無料のシャトルバスが出ています。目的地が、このバスの路線上にあるのであれば、これを使えば追加料金を支払う必要なく、目的にまで行くことができます。

自転車(シティ・バイク)の乗り方

ニューヨーク・シティでは車道では車が渋滞していますし、歩道も人であふれかえっています。そこでお勧めしたいのがCity Bikeという自転車です。街のいたるところに駐輪場がありますので、そこで自転車をレンタルし、目的にまで行って近くの駐輪場に返却すればOKです。まず携帯のアプリをインストールして、クレジットカード情報を登録します。アプリを使って自転車のQRコードをスキャンして解錠します。自転車置き場もアプリの地図でどこにあるか確認することができます。自転車に乗っている間は地図を見ることができないので、目的地のアベニューとストリートを覚えておきましょう。

自転車専用の道路があるため、歩道は通らず、この自転車専用道路だけを使います。渋滞している車の横を自転車でぐんぐん追い抜いていけるのは爽快です。自転車に乗ることに苦手意識のない人はぜひトライしてみてください。ヘルメットはないので、運転時は十分に注意して下さいね。

料金は通常の自転車タイプであれば、30分$4.79で乗ることができます。電動式の自転車の場合、追加で1分あたり$0.36がチャージされます。

このCity BikeはLyftと連携しています。つまり、私の大好きなクレジットカードである、Chase Sapphire Reserve (年会費$550)を持っている人はLyft Pinkステータス(年会費199ドル)が無料で使えるため、City Bikeも電動式でなければ基本無料で使えてしまいます。

このChase Sapphire Reserveは私のこのブログでは事あるごとに登場してきます。それほど使う場面が多く、この高額な年会費を払っても十分に元が取れてしまうアメリカ最強のクレジットカードです。私にとってはアメリカ生活におけるお守りのようなものです。

歩いても楽しいのがニューヨーク

いろいろな乗り物を紹介してきましたが、そこら中にお店があるニューヨーク・シティは歩くのもおすすめです。行くたびに新しい発見があるはずです。いろいろな店、人、建物を見たり、美味しいものを食べ歩いたり、五感を使ってぜひニューヨークの街を楽しんで下さい。

この記事を書いた人
おりべ

アメリカ駐在サラリーマンとして働きながら、アメリカでの資産運用について模索中。
このブログでは、私が一歩でも自由になるために日々学んだことを発信していければと思います。
投資のモットーは ”Just Keep Buying”です。
TOEIC 930点(リスニング495点、リーディング435点)、英検準一級。

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