超高配当ETF「JEPQ」レビュー

投資

JEPQは利回り9.27%の超高配当ETF

JEPQ(JPモルガン・ナスダック米国株式・プレミアムインカムETF)は利回りなんと9.27%(2024年4月30日時点)の超高配当ETFです。この超高配当によって非常に人気があるETFです。ハイリターンな投資はハイリスクがつきものですので、流石に最初は怪しいと思いますよね。問題は中身を理解することが難しいということです。

基本はナスダック100指数に連動しているのですが、安定した配当金を出すためにコールオプションで利益を出しています。これは株をいくらで買う、いくらで売るといった権利を売買するものです。正直ここの仕組みがよくわからないところです。

このコールオプションによって利益を出していますので、値動き自体は少なく、キャピタルゲイン(株価上昇)ではなく、インカムゲイン(配当金)に重点を置いているETFです。

2024年5月時点のTop10銘柄は以下のようになっています。すっかりおなじみのいつものメンバーと言った感じです。

JEPQはNASDAQ100と全く同じ銘柄構成となります。

配当金は毎月支払われる

JEPQの配当金は毎月支払われます。私も現在毎月160ドルほど入ってくるようになり、その利回りの高さに驚いています。FIREしている人にとってはこうした配当金は非常にありがたいものだと思います。私はまだ働いており、配当金の使い道はないため、すべて再投資しています。

経費率は0.35%

経費率は0.35%です。こういった指数のオプション取引を使うETFは指数そのもののETFよりも経費率は高めです。同じようにNASDAQ100のコールオプションを使ったETFでQYLDという非常に利益率の高いETFがありますが、これだと経費率は0.61%になります。私がQYLDではなくJEPQを選んだのはこの経費率の差に夜ものでしたが、現状の利回りだけ見ると、QYLDは11.91%ととんでもない高さになっていますので、経費率を考えてもQYLDの方が利回りは高いことになります。

JEPQはとにかく毎月配当金が欲しい人にはおすすめ

JEPQから配当金をもらうと、他の高配当ETFを持っているのが馬鹿らしくなります。それほどに高い利回りのETFです。同じQYLDを持っている人は更に高い高配当を得ることができています。

問題は素人では実際にどのような仕組みで利益を出しているかよくわからないところです。NASDAQ100自体が上がったり下がったりしても、永遠にこの利回りを出し続けることができるのか、それもよくわかりません。このETFは2022年5月から始まったばかりで、まだ実績は少ないというところも不安要素の1つではあります。

正直これが詐欺で、皆の投資金から毎月配当を払うだけのポンジスキームだったとしても買っている人の多くはわからないのではないのでしょうか?JPモルガンが販売しているのでそんなことはないとは思いますが。

私としては、ビットコインと同じ部類に入ってくるかも知れません。自分が理解できないものを買うことに対しては、どうしても怖さを感じます。

結論としてはこの高配当は非常に魅力的ですので、リスクの範囲内で購入しようと思います。

※投資は最終的に自己判断、自己責任の世界です。この記事にはあくまで私の実体験とその感想を書かせていただきました。誰がなんと言おうと最後は自分の判断で投資を行って下さいね。

この記事を書いた人
おりべ

アメリカ駐在サラリーマンとして働きながら、アメリカでの資産運用について模索中。
このブログでは、私が一歩でも自由になるために日々学んだことを発信していければと思います。
投資のモットーは ”Just Keep Buying”です。
TOEIC 930点(リスニング495点、リーディング435点)、英検準一級。

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