前回妻のChaseのSelf-Directed Investing口座を作成した記事を書きました。この講座は、米国株やETFの手数料が無料で、初心者でも気軽に始められる投資プラットフォームとして大人気です。でも、「手数料が低めって言うけど、実際どんな費用がかかるの?」と気になりますよね。特にアメリカ在住の日本人投資家にとって、隠れたコストは避けたいところ。そこで、Chase Self-Directed口座の手数料をわかりやすく解説! これを読めば、賢く投資をスタートできますよ。
取引手数料:株式・ETFは無料、でもオプションは注意!
Chase Self-Directed口座の最大の魅力は、米国上場株式とETF(上場投資信託)のオンライン取引が完全無料なこと! これは、S&P 500やナスダック100のETF、個別株をいくら取引しても、取引手数料がゼロということです。 ただし、以下の点に注意が必要です:
- オプション取引:取引自体は無料ですが、1契約あたり0.65ドルの手数料がかかります。これは業界標準レベルなので、頻繁にオプションを取引するならコスト計算を忘れずに。
- 電話での取引:オンラインではなく、担当者に電話で取引を依頼すると、1取引あたり25ドルの手数料が発生。アメリカではDIY投資が基本なので、スマホやPCでサクッと取引するのがおすすめ!
- ミューチュアルファンド:ノーロード(販売手数料なし)のファンドは無料ですが、ロード付きファンドは1取引あたり20ドル。ファンド選びはプロスペクタスをチェックして、隠れたコストを見逃さないようにしましょう。
ポイント:普段の株式やETF投資なら手数料ゼロで超低コストです。私も普段これしかしないので手数料が発生した事はありません。もし、投資の上級者となり、オプションや電話取引をする場合は、計画的にしましょう。
固定収入証券(債券)の手数料:国債は無料、社債は要チェック
債券投資を考えている方、Chaseは債券の選択肢も豊富です。手数料は以下の通り:
- 米国国債(トレジャリービル、ノート、ボンド):オンラインでの二次市場取引は無料! 国債は低リスクで人気なので、コストゼロは嬉しいですね。
- 社債・地方債・政府機関債・ブローカーCD(二次市場):オンライン取引で1取引10ドル+債券1本あたり1ドル(10本以上は最大250ドル)。電話取引だとさらに高く、1取引30ドル+債券1本あたり1ドル(最大270ドル)。
- 新規発行のブローカーCD:売却手数料が価格に含まれるため、追加手数料はなし。
ポイント:国債でポートフォリオの安定性を高めたいならChaseは最適。ただし、社債や地方債は取引量が多いと手数料が積み上がるので、頻度を考慮しましょう。正直私はこれらには手を出す気は今のところありません。
口座関連の手数料:維持費ゼロが嬉しい!
Chase Self-Directed口座は、口座開設や維持費、年会費、不活動手数料が一切無料! これは初心者にとってめっちゃ魅力的。投資を始めるのに最低入金額も0ドル(実質1ドルから投資可能)なので、気軽にスタートできます。
ただし、以下のケースで手数料が発生するので注意:
- 口座移管(ACAT):他の証券会社への全額移管は75ドル。部分移管は無料なので、柔軟に動きたい人にはありがたい。
- 退職口座の終了:IRAなど退職口座を閉鎖・全額移管する場合も75ドル。
- ワイヤー送金:Chase口座間やACH送金は無料ですが、外部銀行へのワイヤー送金は1回25ドル。日本の楽天銀行から送金するなら、ACHやWiseを活用してコストを抑えましょう。
ポイント:普段の口座管理は完全無料! 移管やワイヤー送金を避ければ、コストはほぼゼロに抑えられます。
その他の隠れた手数料:細かいけど知っておきたい
投資を始める前に、以下のマイナーな手数料もチェックしておきましょう:
- オーバーナイト/エクスプレスメール:書類の速達依頼で1件10ドル。
- ストップペイメント:小切手の支払い停止で1件30ドル。
- チェック返送:小切手が返送された場合、1件12ドル。
- セーフキーピング:特定のポジションを保管するのに1ポジションあたり月10ドル。これは通常の株式やETFではかからないので、特殊な投資をする場合に注意。
- マージン金利:借入を使って投資する場合、金利が発生。借入額に応じて10%~12.25%(Prime+4.75%など)。例えば、5,000ドル未満なら12.25%、100万ドル以上なら10%。高額投資家は金利が低くなるので有利です。
ポイント:普段の投資でこれらの手数料がかかることはほぼありませんので、覚える必要はありません。
残高15万ドル以上でChase Private Clientにアップグレード! 手数料無料などの豪華メリット
Chase Self-Directed Investing口座の残高がChase全体の資産(銀行口座や投資口座の合計)で1日平均15万ドル($150,000)以上になると、自動的にChase Private Clientの資格が得られます! これ、アメリカ投資家にとっては大きなマイルストーンになります。私もこれに到達した時はChase銀行から特別扱いを受ける事ができるようになり、うれしかったです。資格取得で、投資ライフがさらに快適にアップグレードされますよ。
アップグレードの条件:
- Chaseの個人預金、投資、クレジットカードの残高合計が$150,000以上(1日平均)。
- Self-Directed Investing口座の残高もこの合計に含まれるので、株式やETFを積み立てて到達を目指せます。
主なメリット(特に投資関連):
- 手数料の大幅無料化:ワイヤー送金(国内外)の手数料が無料! 通常$25かかる外部送金がゼロになるので、国際送金が多い日本人には神。ATM手数料やオーバードラフト手数料も無料。さらに、外国為替手数料が免除されるので、海外旅行時のデビットカード使用がお得になります。
- 専任アドバイザーのサポート:J.P. MorganのPrivate Client Advisorが付いて、投資相談が無料。Self-Directed派でも、ポートフォリオレビューや市場分析のアドバイスがもらえる。私はインデックスを買っているだけなので、一切アドバイスは受けていません。
- 優先投資サービス:取引の優先処理や、追加の投資ツールへのアクセス。$750,000以上になると、さらにSelf-Directed Investingの優先サービス(例: 専用の投資リサーチツール)が利用可能。
- 高い金利と限度額アップ:貯蓄口座の金利が優遇され、ATM引き出し限度額やQuickDeposit限度額が増える。投資資金の運用効率がアップ。
- その他の特典:モーゲージやホームエクイティローンの金利優遇、Arts & Cultureイベントへのアクセス、24/7専用サポートライン。家族向けに、子供の口座も優遇されます。
ポイント:$150,000到達で日常の手数料が激減し、様々な投資のプロフェッショナルサポートが得られます。ただし、資格は毎年レビューされるので、残高維持を忘れずに!
まとめ:低コストでアメリカ投資を始めよう!
Chase Self-Directed Investing口座は、株式・ETFの無料取引と維持費ゼロで、初心者から上級者まで使いやすいプラットフォーム。特にChase銀行ユーザーなら、アプリで銀行と投資を一括管理できるのが超便利です。 Private Client資格で手数料がさらに優遇されるので、長期投資のモチベーションアップにもつながります。
※投資は最終的に自己判断、自己責任の世界です。この記事にはあくまで私の実体験とその感想を書かせていただきました。誰がなんと言おうと最後は自分の判断で投資を行って下さいね。
先日買った『JEPQ』から早くも配当金333ドル(約5万円)頂きました。追加で買った1万ドル分は今回の配当には含まれないので来月からはもう少し配当金が増えそうです。自動再投資(DRIP)で6株追加購入されました。 https://t.co/0M8e42RkQ4 pic.twitter.com/xxUGyeiwhS
— おりべ@アメリカで株始めました。 (@oribe_usa) August 6, 2025