日本側でできる事は限られる
アメリカ駐在中は日本で新規に投資する事は基本的にできませんので、私は従業員持株会と預金の2つです。あとは日本にいる頃に契約してしまった積立型保険が3本あります。やっていることはこれだけで本当にシンプルです。主にアメリカ側で生活しているため、日本側のお金の事で時間を取られたくはありません。基本的にはいかにほったらかしにできるかを目指します。それぞれ詳しく見ていきます。
従業員持株会への投資
株式に関しては従業員持株会に投資を行います。アメリカ駐在員は日本側とアメリカ側でそれぞれ給与をもらう事ができます。日本側の銀行口座に振り込まれる給与から、一定金額を従業員持株会に自動積立を続けています。
昨年から月の積立金額を、これまでの8万円から10万円に増やしました。これは私の場合、日本に住宅ローンなどもないため、お金の使い道が他にない事が理由です。さらに、積立金額の10%分を会社が補助金として支給してくれるため、10万円投資すればそこに1万円足され、11万円分の持株を購入する事ができます。
また、年二回のボーナス月は毎月の3倍額の自動積立となるため、ボーナス月は30万円、補助金が3万円で合計33万円の積立を行います。
現在の、年間の配当金は税金を引いた後で約70万円程になりました。これらを合計すると、年間これだけの金額を持株会に投資する事が可能です。
- 毎月:11万円 x 12か月 = 132万円
- ボーナス:33万円 x 2回 = 66万円
- 配当金: 70万円
- 合計:268万円(掛け金は180万円)
実際に自分が支払う金額は月10万円 x 12か月で120万円、ボーナスで30万円 x 2回で60万円で合わせて180万円。そこに会社の補助が18万円に配当金70万円を加えた88万円分が勝手に増えます。
このようにコツコツと積み立てて、配当金が増えてくると、持株数の増加スピードはどんどん上がっていきます。配当金で買った持株に対してもまた配当金が支払われるためです。これが複利の力です。
ただし、これは一つの会社に全財産を賭けている博打のようなものであり、分散投資の考え方とは真逆です。投資の格言に「卵は一つの籠に盛るな」というものがありますが、私がここでやっている事はまさにこれに相当しており、リスクはかなり高いです。もし会社が倒産でもすれば、株は紙くずと化すだけでなく、収入源まで同時に失います。自分の会社ですので、事業の内容や財務状態は理解しているものの、いつ何が起きてもおかしくはありません。よって、アメリカ駐在が終わったら速やかに従業員持株会を解約し、株式を売却した後、新NISAで他の株を買っていこうと考えています。
現金は楽天銀行に貯金
現金は楽天銀行に貯金しています。理由はアメリカからでも使いやすい事と、楽天で買い物する事が多いためです。以前は郵貯銀行を使っていましたが、通帳記入したり、インターネットバンキング機能を使う時のログインや送金に恐ろしく手間がかかったりで全く使い物になりませんでした。
この楽天銀行の貯金は日本に一時帰国した時や、楽天で電子書籍を買うときに使っています。預金が300万円以上あれば自動的にスーパーVIPステージになり、楽天ポイント3倍、他行振込手数料が月5回無料、ATM手数料が月7回無料となるようです。私の場合、普通の生活をしていれば、まず手数料を支払う機会はなさそうです。

2025年2月現在、300万円までの預金に対しては利息が0.18%つきます。300万円を超える分に対しては0.12%です。アメリカのネット銀行であるSoFi銀行のSaving口座の金利は3.8%ですので、日本の金利はほぼゼロに等しいものです。
郵貯銀行は金利0.1%しかなく、何をするにも手数料がかかるので、実質の金利はマイナスです(笑)。解約には実店舗に行かなければならず、非常に手間がかかりましたが、解約できて本当にすっきりしました。
積立型生命保険への投資
子供が生まれたときに加入した積立型生命保険が3つあります。今では両学長のリベ大YouTubeを拝聴し、積立型保険がいかにぼったくり商品であるか十分に理解していますが、その頃にはアメリカに来ていましたので後の祭り。帰任したら解約しようと思います。最初は子供の将来の学費を貯めるために学資保険を相談しに行ったのですが、結局学資保険と私と妻の養老保険を契約してしまっていました。
学資保険のぼったくり度合いは、他の積立型生命保険と比べるとまだましだそうですが、他の保険のドアノッカーとして使われるとの事です。積立保険のセールスマンにとっては、子供の学資保険を相談しに来た若い夫婦は絶好のカモという訳です。私はまさにこの手にハマった事になります。
学資保険は契約時に満額払いきっていますので、解約しても減額されることはありません。しかし、私と妻の養老保険は、60歳になる前に解約すると元本割れする事が確定していますので、解約時には勇気が必要になります。
学資保険はすでに満額払込済なので、追加で必要な投資額はゼロです。養老保険は二人合わせて年間約45万円を一括払いにしています。このお金を新NISAに入れる事ができたらとついつい考えてしまいます。今後このような積立型生命保険への加入を検討している方には、保険のセールスマンに会う前に、ぜひリベ大YouTubeでよく勉強されてからにすることをおススメします。
とにかく手間をかけない事が重要
このように、攻めの従業員持株会、守りの楽天銀行、中途半端な積立型保険の3本柱で日本側の資産管理をしています。大切なことは、日本側の資産に時間と手間をかけない事だと思っています。金利が低い日本では投資からの収益は低くならざるを得ず、自分の時間単価を考えると手間をかけても、かけた分だけ損する事になってしまうためです。
さらに、今は円安ですが、私はドルを円に換えるような事も一度もした事がありません。周りの駐在員方は1ドル130円を超えてきたくらいから、ドルを日本円に交換する人が増えました。しかし、一度日本に送ってしまうとお金は勝手には増えてくれません。そのお金で住宅ローンを繰上返済しているならまだ理解はできますが、今後も円安が進行する可能性もあります。また、現在の所、アメリカの方が金利が高く、資産を増やせるチャンスは多いので、ドルを円に換えるのはもったいないと感じます。
私は自宅を売却してからアメリカに赴任しましたので、住宅ローンはもうありません。自宅も購入時より高い値段で売ることができたため、住んでいた期間の家賃は結局そのまま全部返ってきました。ただ、もし私がまだ住宅ローンを持っていたら、日本の政策金利が上がってきていることから、ドルを円転してさっさと完済すると思います。
このように、2025年の日本側の資産運用は基本的には昨年と何も変えません。手間をかけない分、期待もせず、少しでも増えたらラッキーというスタンスで進めていきます。
※投資は最終的に自己判断、自己責任の世界です。この記事にはあくまで私の実体験とその感想を書かせていただきました。誰がなんと言おうと最後は自分の判断で投資を行って下さいね。